知らないことがつまっている北陸新幹線

電源が変わる路線

北陸新幹線の経路を見てみると、電源周波数の異なる地域を通過することがわかるはずです。かなりややこしい問題を抱えることになりますが、東京電力と東北電力は50Hzで、中部電力と北陸電力は60Hzになっています。北陸新幹線は、実に4つの電力会社の電気を使って走ることになるという、前例のない方式を採っているのです。

たしかに、停電などの事故の影響を受けにくい方法ですが、電源切り替えをしなければいけないという問題を抱えました。実際に3回も切り替えていかなければいけないというのも、他の新幹線には存在しない特徴です。

これまでの鉄道は、デッドセクションという方法を採っています。電源を切り替えるために、電気を流さない区間が作られたのです。ところが、北陸新幹線はこの区間も設定していません。最新のシステムを投入し、瞬時に切り替えるという方法を採ったことで、乗客もほとんど気が付かずに切り替えができるようになりました。普段乗っていると全く気がつかないようなことですが、実は高いレベルの技術によって北陸新幹線は支えられているといえるでしょう。これも、安全で安心して乗れる新幹線のための技術革新ともいえるのですから、乗ったときに注意してみてみるといいでしょう。